ハンターのつぶやき
久々に測量ネタでも。
測量士は山での仕事が多いのです。三角点の踏査であったり、地形測量であったり、国有林調査であったり、とにかく山に登ることが多いのです。とくにアタクシの場合、一年の半分は山に登っていたのではないでしょうか(笑)
山と言っても色々な山があります。函館山のように観光や散策で登れるような山、ある程度の装備が必要な山。アタクシ達が仕事で登る山は、ほとんどが後者であります。腰に鉈を下げ、発炎筒を持ち、鈴や爆竹を鳴らしながら登山するのです。山にはお会いしたくない獣さんが住んでおりまして、なるべく会わないよう、こちらも色々と気を使っているのですよ。
アタクシ達の気遣いでも危険と思われる場合、もしくは確実にいらしゃると思われる山に登らなければならない場合、そんな時アタクシ達はハンターを雇います。官公庁に害獣駆除の申請をし、猟友会を通してハンターを雇うわけです。色々なハンターとお会いし、一緒に仕事をしましたが、アタクシが心から頼れると思ったハンターは2人だけです。一人はYさん、もう一人はKさん、2人ともハンター歴が長いベテランです。中でもYさんはNHKで特集を組まれたこともあるハンターでして、過去に仕留めた熊は60頭を超えています。ハンターというより、昔からのマタギですね。
そんなYさんと三角点の踏査をしていました。麓から徒歩で登り始め、2時間ほど経過した頃でしょうか。頂上まで30分くらいとなったところで、熊の足跡を見つけました。足跡自体はよく見るのでどうってことはないのですが、今回の足跡はかなりデカイ・・・アタクシも今まで見たことのないようなデカサだったのですよ。足跡から推測すると、おそらく2.5mは超えるくらいの大きさはあるはず。しかも、火山灰にクッキリと足跡が残っているということは、そこを通ってからそんなに時間が経過していないということなのです。更に、その足跡はアタクシ達がこれから向かう方へ点々とついていました。
しかし、今日はハンター同伴!しかもベテランの頼れるYさん!何も恐れることはない!さぁ行くぞぉおおお!気合入れてYさんに行きましょうと言うと・・・
Yさん:この鉄砲じゃ無理かもしれん・・・・・・
一同:(°O° ;)!!
もう、すっかり意気消沈です(笑) Yさん曰く、この山で大きい熊を見たことがなかった。だから重いライフルではなく、軽い散弾銃(弾は熊撃用散弾)を持ってきたとのこと。頂上まで30分の地点まで来ているが、もうこれ以上は・・・・・とりあえず、安全を優先してその日は下山しました。しかし、Yさんさえも怯えさせる熊とは・・・見たいような見たくないような・・・
ちなみに、アタクシの独断と偏見から良いハンターの見分け方を。ベテランのハンターは列の後ろを歩きます。なぜなら、熊さんは人が歩いた後ろに出ることが多いからです。アタクシも7回遭遇しておりますが、6回は後ろからでした。だから、ベテランは前を歩かずに後ろをついてくるのです。
次回は正面から遭遇した時のお話でも(笑)
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